学校における児童生徒間の性暴力(三重県)
三重県が「学校における児童生徒間の性暴力」にかかる対応支援ハンドブックを作成しました。
学校における性暴力被害は、事実確認の困難さや性の問題が取り扱いにくいことに加え、周囲の人間関係によっては被害が発覚しづらいなどの理由から、被害が潜在化しやすい傾向があります。
このため教職員が性暴力被害に対応する際の一助になるよう、教育委員会や警察等の協力を得て「学校における児童生徒間の性暴力」にかかる対応支援ハンドブックを作成。
ハンドブックは22,000冊作成し、県内の小学校・中学校・高等学校(特別支援学校含む)の教職員に一人1冊ずつ配付するほか、児童相談所などの関係機関職員にも配付されました。
また、研修を希望する学校に講師(専門家)を派遣するなどアウトリーチ支援に取り組むそうです。
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マニュアルはとても大切です。制作にはとても御苦労されたと思います。
専門家を交えて丁寧に制作されたマニュアルがあることで、学校や教職員の安心に繋がり、なにより子どもが守られます。
しかしながら、このハンドブックは【もっとも解決が難しいであろう児童生徒間での性暴力】に特化しており、【教職員からの児童生徒への性暴力】という視点が抜けています。
顔見知りのおとな(立場ある、信頼性の高い職業)からの暴力もあり得る事として不十分な部分は補っていただくなど、より良い取り組みになるよう、さらなる改善や見直しを願っています。
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