依存症未然防止対策講演会 講師 山口達也さんに関わる質問状(回答)
桑名市保健福祉部 福祉総務課 福祉支援室から私たちの質問に対する回答が届きましたので、全文を公開させていただきます。(許可を得て掲載しています。)
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依存症未然防止対策講演会 講師 山口達也さんに関わる質問状 (回答)
声を聴きつなぐ会
代 表 大原 康彦 様
日頃は、本市の地域福祉施策の推進に格別のご理解、ご協力を賜り厚く御礼申し上げます。また、依存症未然防止対策講演会について、メールでのご意見とご質問をいただきありがとうございます。
ご質問いただきました2点について、以下のとおり回答します。
① 社会的影響力の大きい山口達也さんの性暴力とその後の対応について、講演会を主催する桑名市はどのように理解されていますか。
⇒ご指摘の事件につきましては、相手方と和解が成立して起訴猶予処分となり、一定の社会的制裁を受けており、これまで山口達也氏が深い反省の言葉を述べていることは報道等から存じております。
本市としましては、山口氏自身の依存症の経験を踏まえた講演会が、依存症に関する理解を促進する貴重な機会であると考え、この講演により一人でも多くの方に、依存症についてご理解いただきたいと考えております。
② 三重県では性暴力の根絶をめざす条例(仮称)の策定がすすめられ、来年度の県議会に上程されます。また桑名市教育委員会では教職員の性暴力の防止に向けたパンフレットを制作、配布するなどの取り組みを他市町に先駆けて行っています。アルコール依存症の問題も性暴力の問題もともに大きな国民の課題です。山口達也さんがご自身の性暴力に沈黙したままでは、そうした社会の大きな流れに齟齬し、社会へのまちがったメッセージになりかねません。わたし達は今回の講演会で山口達也さんがアルコール依存症の問題について語られるとともに、自らの性暴力に触れ、その反省とともに性暴力の根絶の発信することも強く願います。こうした発信をされることは、山口達也さんのアルコール依存症の未然防止対策講演会により大きな意味を与えると信じます。これまで山口達也さん自身が語られた「山口みたいにならないでほしい」という思いを正しく伝えることになります。 桑名市には、山口達也さんがこうした発信をすることを促してほしいです。またぜひ山口達也さんに桑名市民の中にこうした意見があることもお伝えください。これらのことを桑名市はどのようにお考えですか。
⇒貴団体の活動の意義を深く認識しており、貴重なご意見をいただきありがとうございます。
本市としましては、お伝えしたとおりの趣旨で講演依頼いたしましたが、このようなご意見を頂いたことを、山口氏に伝えていきます。
桑名市保健福祉部 福祉総務課
福祉支援室
0594-24-7440
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市役所のみなさん、とりわけ福祉支援室のみなさん、年の瀬にもかかわらずさっそく丁寧な対応をしていただきありがとうございます。特に②の回答の「意見を頂いたことを、山口氏に伝えていきます。」につきましては、わたし達の願いを汲み取っていただいたものと読ませていただきました。ほんとうにありがとうございました。
これから相談の上、声を聴きつなぐ会としての今後の取り組みを決めさせていただきます。
声を聴きつなぐ会
大原康彦 平野利枝
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