依存症未然防止対策講演会 講師 山口達也さんに関わる質問状

2024年12月19日。

桑名市役所を訪問しました。

 12月17日に 「依存症未然防止対策講演会 講師 山口達也さんに関わる質問状」を保健福祉部 福祉総務課宛てでメール提出したのですが、そのことが心配になっての訪問です。私たちはこれまでの経験もあり、直接訪問についてはかなり不安がありました。行政から怒鳴られたことは論外ですが、あるところでは背中を押されて帰ってきたこともあり(もちろん励ましではなく、座る暇もなく「はい、じゃあお帰りください」という対応でした)、耳を塞がれたこともあり…。 また、今回の訪問の理由としては、姿も分からない団体からの一方的なメールでは桑名市に対して失礼だとわたしたちが感じていたこともあります。


でも、今日はお伺いをしてよかったです。桑名市 保健福祉部 総務課 生活支援室では、大橋室長と伊藤室長補佐に対応していただきました。複数で対応、それも男女で。なるほど…時代は進んでいると感じました(これは平野さんに教えてもらったことですが)。お二人とも大事な時間をとっていただいて、とても丁寧な対応をしていただきました。大橋室長は福祉の仕事をされてきたということで、わたしの関わった子どもたちの中にもきっとお世話になった子どもがいると思います。


もちろん質問状の回答は桑名市としてされるので、その内容にはけっして楽観してはいません。行政の壁は、相変わらずわたし達の前にあることでしょう。しかし、今後ともにお話をしていきたいなと思うお二人に出会えたことは、きっとこれからの財産になると思います。

 

わたし達の取り組みは、7年目になります。これまでにいろいろな人たちに出会いました。 それぞれの立場もあり、何かが簡単に動き、大きく変わることはありませんでした。しかし、どのような立場の人たちであっても、わたし達を支え、励ましてくれる人たちはたくさんいました。わたし達が「微力ではあるが無力ではない(被団協の高校生平和大使のことば)」のは、人と人とのつながりを作ってきたからだと信じます。性暴力は人と人との関係を壊すことで成り立つ行為です。だからこそ、人と人との関係を作っていくことで性暴力はなくすことができます。 


世の中の仕組みを壊すのではなく、新しく作っていく。そんなことに関われたらと思います。

今日は良い一日でした。


なお回答は、後日にメールで送付されるそうですので、その際もこちらで取り上げさせていただきます。また、文書の公開については桑名市に許可をいただいています。 

桑名市保健福祉部にお届けした「依存症未然防止対策講演会 講師 山口達也さんに関わる質問状」は以下になります。この件に関しては色々なお考えや想いがそれぞれにあるかと思います。これは私たちが時間をかけて作った願いの形です。


声を聴きつなぐ会

大原康彦・平野利枝


声を聴きつなぐ会

【聴き合う、つながる、守り合う】 子どもが虐待・性暴力をはじめとする人権侵害から守られる、豊かであたたかい社会を作るために活動しています。 このため、子どもたちや保護者、地域の方の声を聴き、その課題を解決するための“つながり”を作り出す取り組みを行います。

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